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カシミールの長い歴史が詰まった一枚です♪

おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。



今朝は先日お客さんの元へ送り出したインド・カシミールが誇る素晴らしいカシミヤ手織・手刺繍ストールをご紹介したいと思います。



インドには大航海時代の16世紀ごろから既に独自の織物文化がありました。
そんな中でカシミールはシルクロードの要衝の地として栄え、東南アジア、中央アジア、中東など様々な文化が混ざりあう特異な地として栄えました。






そして大自然に囲まれたカシミールはその他も寄せ付けない厳しい地形によって、長い時代周りの大国に属することなくその文化を守ってきました。







そして、そんな独自の歴史を歩んできたカシミールで生まれたのが手織や手刺繍の技術です。
カシミールはストールやショールの他にも絨毯が特産品としてありますが、現地の生産者に話を聞くとこれらの技術は遥か昔に現在のイラン方面から伝わり、それを少しずつ変化させカシミール特有の服飾文化となったそうです。



そしてヨーロッパとの交易が始まると、ヨーローパの人々はインド織物の魅力を知り、インド綿をはじめ様々なインドの衣類を貿易の品として母国へ持ち帰りました。
その中でも群を抜いてヨーロッパの人々を魅了したのがカシミール織物です。






繊細で柔らかなカシミヤ生地、そして圧倒されるような緻密な刺繍。



インドの人々に愛され、ヨーロッパの人々をも虜にした1枚の布。
その姿形は全く変わることなく現代に伝えられています。






今でもカシミールの生産者を訪問すると工房には年季の入った木製の手織り機が据えられていますが、そのどれもが何世代もその家庭で受け継がれてきたものです。
彼らはそんな先祖代々伝わってきた道具一つ一つも大切に扱い、カシミールの織物文化を継承しています。






そんなカシミールの人々の歴史が詰まったストールは、現代ではお祝いの席や特別なシーンで使われることが多く、今もなおインドの人々にとっては特別な価値のあるものとして扱われています。



そして今回送り出したこちらのストールもまさにこのカシミールで織られた貴重な1枚です。







ベースの生地は縦糸や横糸を複雑に織り混んだ格子柄で織だけでも製作に時間がかかっているのがわかります。







生地のデザインに合わせた大小細かな手刺繍がアクセントになっていますよね♪







巻き方でイメージも変わります。







この価値のあるストールを纏ったとき、その特別な時間がやってきます。







今回このストールは、クルーズ旅行のお供としてUさんに手にしていただきました。
室内で見せる顔も素敵ですが、こうして屋外の陽の光に当たったカシミヤストールの自然な光沢も素敵です。







しっかりと織り込まれた生地と刺繍。
ただカシミヤは軽く、風に揺られて自然に作り出されたドレープは見た通り美しく品があります。







全てのカシミヤストールにはそれぞれの顔がある。
そんな魅力がカシミールの手仕事にはあります。



ぜひこの一枚を手に、Uさんには最高の時間をお過ごしいただければと思います。







それでは今日も1日頑張りましょう!



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Profile
Moto
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。


2024.07.25

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